①スクリプト「CameraControl」内で、タンクの位置を計算しやすくする為です。
タンクの位置は「transform.InverseTransformPoint」を使い、CameraRigのローカル座標に直しています。
この時、CameraRigのローカル座標を使用しないとタンクの位置は3軸(X軸Y軸Z軸)を使うことになりますが、CameraRigのローカル座標を使用すれば2軸(X軸Y軸)で済みます。

②81−87行目の内容は以下の様になります。
この分はfor文内で書かれているので、タンクの数だけ以下の処理を行います。

81行目：タンクの位置をカメラのローカル座標化し、タンクがカメラのどこに映っているかを「targetLocalPos」に収納83行目：カメラのローカル座標上で、"タンクの位置"から"タンク同士の中間地点の座標"を引いたものを変数「desiredPosToTarget」に収納

85行目：変数「desiredPosToTarget」のY軸とカメラの画角のサイズを比較し、大きかった方を変数「size」に収納※この変数「size」はカメラの画角なります。
つまりカメラの画角よりタンクの位置が外にあれば、変数desiredPosToTargetを採用し、カメラを引いて画角を広げます。

87行目：変数「desiredPosToTarget」のX軸とカメラの画角のサイズを比較し、大きかった方を変数「size」に収納

CameraRigのローカル座標を使用すれば2軸で済むとのことですが、そもそもz軸が存在しないと言うことなのでしょうか.....?

Z軸は存在しています。
CameraRigでは角度をつけていましたが、その角度を原点座標としたものがCameraRigのローカル座標です。

今回の場合、CameraRigのRotationは(40, 60, 0)としています。
これを原点座標(0, 0, 0)として扱うのがCameraRigのローカル座標です。

なので、CameraRigの子オブジェクトとなっている「MainCamera」のRotation(0, 0, 0)はCameraRigのローカル座標が適応されている為、ワールド座標ではCameraRigのRotationである(40, 60, 0)にあたります。